人材募集情報へのアクセスと応募方法 (前編)
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なるべく体系的に書いて行きたいと思っていましたが、ややショートカットにて。
恐らく需要が多いであろう、求人情報へのアクセスと応募について書きたいと思います。
概要
大まかには、タイにおける日本人の求人情報は以下の分類となります。以下順番に特色、メリット・デメリットなどを書いていきます。
僕は採用も行っていましたので、応募者・採用側の双方の観点で記述します。
1. フリーペーパーとWebサイト
2. 人材リクルート会社(日系)
3. ネット求人サイト(日系、タイローカル)
4. 知り合いの紹介
1. フリーペーパーとWebサイト
ご存知のようにバンコクを中心に多くのフリーペーパーが発行されており、殆どが求人情報を掲載しています。
主要なものとして、DACO、WISE、バンコク週報、OHAYOシラチャ 等。
ただし、これらに掲載されているのは月給5万~7万バーツ程度の、比較的ロークラスの情報です。
当ブログでは現地採用としては比較的ハイクラスとなる8万~15万バーツ以上の就職情報を主眼としますので、これらのフリーペーパーを利用することは特にお勧めしません。
どのような求人があるか、相場観を養う意味で一読されてもよろしかとは思います。
求人情報は足が速いので、紙媒体ではなく各誌のWEBサイトをチェックする必要があります。この中ではWISEが比較的良いとおもいます。
WISE http://www.wisebk.com/classified
Newsclip http://jobs.sp-newsclip.be/
ハロータイ http://www.hellothai.com/bbs/htbbs/htbbs.asp?ctg=1
バンコク週報 http://www.thaideshigoto.com/home.php
上記バンコク週報のサイトには、求職者が匿名で自分のスペックを記載して企業からの連絡を待つ、という珍しい機能があります。
しかし、登録している方を見てみると、外国語不可、海外勤務経験なし等、何を考えて登録しているの?と聞きたくなるような方がかなり居ます。
当ブログ読者の皆様はこのようなことがないよう、準備を徹底していただきたいと思います。
2. 人材リクルート会社
通常、タイでの就職を考えた場合まず利用するのがこれら人材リクルート会社です。
バンコクには約30社ほど日系のこうした会社があります。僕は採用側、応募者側の両方の立場で15社ほどとお付き合いしたことがあります。
実際に利用した実感では以下がお勧めできます。
JACリクルートメント http://www.jac-recruitment.co.th/index.php
PA&CA http://paca.co.th/jp
次点で以下がお勧めです。
リーラコーエン http://www.reeracoen.co.th/jp/
ジョブパスポート http://www.job-passport.com/jp/index.php
JACは英国本社の老舗です。タイ国内のハイクラス求人では圧倒的なシェアがあると思われます。プロンポンのエンポリアム横のタワーにオフィスを構えています。
一般的に月給10万バーツ以上の求人案件は少ないですが、JACではかなりあります。
ここの特色として、定期的に日本での就職相談会を開催しています。タイを訪問しなくてもいいので、ハードルが低いです。
リクルート会社に登録するなら、まず押さえておくべきです。
PA&CAは僕がお付き合いした中では採用側・応募側の両方の面で最も「しっかりした」会社でした。タニヤプラザにオフィスがあります
ここは登録する際にかなりボリュームのある筆記テストを行います。
英語、タイ語能力のチェックもペーパーと面談でしっかり行っています。こうした運営方針は求人側としては安心できますし、そのため良い求人案件も集まりやすいと思います。
登録されている求人情報はハイクラス案件もそれなりにあります。
リーラコーエンはタイでは比較的新しい会社です。ここはレジュメ(履歴書)がしっかりした内容で、営業担当者が求人応募者にきちんとアドバイスをしていると思われます。
ジョブパスポートも担当者がしっかりしています。ここも新しい会社ですがその分頑張っているな、と感じます。
僕の考えではまずJACとPA&CAに登録されると良いと思います。複数の会社に登録する方が良い案件情報を得られる可能性が高いからです。
僕の以前の想定では「求人企業は複数のリクルート会社に依頼するだろうから、複数登録しても同じ案件がダブって紹介されるのではないか」と思っていたのですが、実際には違っていました。
求人側企業は同時に複数のリクルート会社を使うことは少ない、というのが実感です。
その他のリクルート会社
知名度が高いところとしては、パーソネルコンサルタントという会社があります。ここが一応タイでは最大手、とされているようです。
ここは個人的にはあまりお勧めできません。
営業(人材コンサルタントと言っています)に若い、経験の少ない人が多く、また何故か案件が個人別縦割りになっています。
通常、登録したらその会社全体で持っている求人案件の中から紹介をしてもらう訳ですが、ここだけは何故かAさんの持っている案件とBさんの持っている案件が別管理になっており、まとめて紹介してもらうことができません。なぜこのような運用をしているのか謎です。
最大手なので求人案件の数は多いですが、ハイクラス案件は少ないという印象です。
アデコタイランドというところはネットでの評判は良いようです。ハイクラス求人も多いということらしいですが、使ってみたところ担当者の対応が悪く、個人的にはあまり良い印象がありませんでした。
※ 全体に、これら人材リクルート会社の担当者は頻繁に交代します。転職したり、退職して日本に帰ってしまうのです。まあタイなので致し方ない、と僕は受け止めていますが、どちらかというと「ブラック企業」体質なのだろうと察しています。
さて、これらの人材リクルート会社に対しては、まずはメールで連絡を取り、履歴書・職務経歴書を準備した上で求職登録する必要があります。
長くなりましたので今回はここまで。次回続きを書かせていただきます。
それでは、本日は以上にて。
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